想い出の猫【絵物語】〈まんがちゃんとおばあちゃんのハナシ〉

作品の群れ

「まんがちゃん」とおばあちゃんのハナシ

このコは、捨てられたのでしょうか…

きっと、がんばって歩いたのです。

車に驚き、犬におびえ、やっと、ここまで…

雨降りの夕方、おばあちゃんのウチの前、植木の陰で休みます…

小さな仔猫ちゃん。

びしょぬれ、泥まみれ、目やにだらけ…

どんな怖い事があったのでしょうか?…

…背中に、怪我をしています…

お出かけから帰って来たおばあちゃん。

「おどろいたわ…おまえ…どこから来たの?」

「血が出ているじゃないの…」

か細くて、小さい声で

でもシッカリとおばあちゃんを見て…

ピーピー頑張りました。

「そうかい…わかったよ…」

おばあちゃん、ため息ひとつ 汚れた仔猫を抱き上げました。

「ふふふ、おかしな顔ね…マンガみたい」

顔をぬぐってもらって、

身体をキレイにしてもらって、

傷を消毒してもらって、

病院に連れて行ってもらいました…

コレが、とぼけた顔のマンガちゃんと、おばあちゃんの出会いです。

「ネズミを捕まえるのが上手よ」

「人も猫も、ふたりだから寂しくないのよ」

「この仔は、うんと、なつこくって可愛いの」

おばあちゃんの自慢の息子です。

よかったね マンガちゃん。

めでたし、めでたし

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初めましてのご挨拶

こんにちは、ねこまたぎです。

初めましてのご挨拶はコチラから♪

絵物語について

ふと思った事や、印象的だった出来事を短くお話風に書いて、

「絵」を付けた物語の事です。

あとがき

2009年に描いたお話です。

この猫は、我が家の庭に良く遊びに来ていたオス猫の「まんがちゃん」

我が家から500メートル半径にお住いのおばあちゃんの家の猫でした。

彼のなわばりは広範囲で、我が家の庭も彼の「シマ」でした。

思い返すと「まんがちゃん」生存中、町内の外猫抗争がとても穏やかだったので、

なかなかの実力者だったのだろうと思います。

今「まんがちゃん」と「おばあちゃん」の家は空き家です。

雲一つない空を眺めると、どこか高く清々しいところで

楽しく仲良く暮らしているように感じます。

秋ですね~

本日もおまたぎいただき感謝です♪

みにゃみにゃ様の健康と幸福を願って♪

ワルクロとジョニーのハナシもあわせてご覧ください♪

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