イニシエの象のぬいぐるみのハナシ

ぬいぐるみ

初めましてのご挨拶はコチラですにょ

大切な像のぬいぐるみ

とても古い像のぬいぐるみを持っています。

物心ついた時から私の手元にあります。

我が家に居ついている経緯はまるで不明です。いくら考えても思い至りません。

誰かのお土産か、な?長いコト飾り棚に住み着いていて、あたりまえのようにそこにありましたから、

由来を疑問に思ったこともありません。

ぬいぐるみや人形を自分で作るようになり、その完成度の高いパターンが急に気になりだしたのです。

出処に疑問を抱いた時には、当時のコトを知っていそうな人は皆他界していましたから、

なんとも残念ですが、もはや謎のままというコトになります。

一体全体このゾウは、どこの国のどんなところで作られたのか?

日本製ではない気がします。タグもついておらず確認ができません。

記憶というものは、かなりあいまいなもので、

この像の耳に、はと目のピアスが付いていたように思い、改めて観察してみたのですが、

そんなものどこにもなくて改めて、自らの記憶のあいまいさに笑ってしまいますが。。。。

天才パタンナー

ボディの布は毛足の短い伸縮性のないベルベットです。

どこからどう見ても、スキのない形をしています。

見事としか言いようのないパターンで象の体を再現しています。

天才じゃないですか?このパタンナー。。。。

当て布であちこち繕ってありますが、ねこまたぎの仕業。

おしりの繕いの場所に、麻ひものしっぽが付いていました。

象の量感が伝わってくる、完成度の高いボディ。

微妙な流線が体の隅々にまでいきわたり、活き活きしています。

かといってリアル過ぎず、バランスのいいデフォルメ。

このような油断のない裁断で丁寧に縫い上げられているぬいぐるみは、なかなかありません。

逆光で撮影した画像を見るとボディラインのすばらしさが良くわかります。

四肢の再現も完璧なら、顔の裁断はさらに圧巻です。

目の上をご覧ください。頭蓋をも想像させる絶妙なラインにほれぼれしてしまう。

これほど無駄のないパターンでこれほどの現実味を表現できるなんて、羨ましくてゾクゾクします。

詰め物はなにか

ボディにはぎーちり何かが詰まっていて、象らしい体を内側から支えています。

指で押すとほんの少し圧縮されギシギシと何かが細かくこすれる音がします。

一体全体何が詰まっているのか?しっかりと固く締まっていておいそれとは変形しません。

、、砂?。。。いやまさか、細かく砕いたそば殻のような何か????

ずいぶん長いコト不明でした。

ある時、ついに足の先からほころびてきて、、これ幸いと中身を確認したのですが。

むむむ、、、

砕かれた、、すりつぶされた木っ端? 圧縮材の元となるような?おがくずのようなものがみっちり詰め込まれていました。

どこの誰が、どうやって? 

ぬいぐるみのボディにこんなにみっちりと、おがくずのようなものを詰め込むことが可能なのか?

その方法がまるで想像できず、なぞは深まり、しばし茫然。

トコトンミステリーな象のぬいぐるみです。

全部分解してパターンを取り直してみようかとも思いましたが、

再生方法がまるで推理出来ないので、分解は断念しています。

もしかして、外側からの採寸でチャレンジしようかな?

と、考えています。

その時にはこの記事を追加しますね♪

本日もおまたぎいただき感謝です。

みにゃみにゃ様の健康と幸福を願って。

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