初めましてのご挨拶をさせてください~

私の「リ〇ちゃん人形」
それは桃色の屋根と白い壁のプラスチック製の家に住む、おしゃれな着せ替え人形でした。
ピンクのワンピースには背中のホックが首筋に一つだったので、
少しよれたりすると後ろ見ごろに大きくスリットが開きたいへん寒そうでした。
スカートのウエストあたりからミシンのほつれ糸が出ていて、、、、わかります?
たよりないフィット感が子供心に物足りなく感じました。生意気な子供だな。
お洋服との関係性が大変頼りなく、釈然としない気持ちになった記憶がございます。
それでも、新しく買ってもらったお人形は可愛らしく、
スターターアイテムが少ないながらも着せ替え遊びを楽しんだ記憶があります。
髪にリボンを巻き付け襟に毛糸を巻いてマフラーにしたり、
レースのハンカチを巻き付けてスカートに見立てたり、
折り紙で作った不思議な帽子をあつらえたり。
そもそも リ〇 ちゃん人形というものは、幼い子供がやたらといじくりまわ
すようには出来ていないように思うのですが、どうでしょうか?
日々そおっと着替えさせ、そおっと飾り満足できるようなお年頃、おそらく10歳前後以上。
静かに着せ替えて遊ぶとか。撮影して楽しむのもありでしょう。。。。お洋服を手作りしたりと、おままごとしたり様々

ねこまたぎのような人間のこれまた幼い時代に、一緒に眠ったりするお人形ではないというハナシですね。
幼いねこまたぎは、リ〇ちゃん人形にとって、重荷だったと言わねばなりません。
「 ドレッドヘアがでふぉ?! 」
と思うほど栗色の髪がもしゃもしゃとし、
ムリにとかそうとしても櫛に毛が絡まり逆毛にもつれる事態。
何としても整えねばと、お風呂にてシャンプー。
洗面器のお湯にじゃぼじゃぼと漬け込み、手足の付け根からボディに水が入り込む二次被害。
何度拭いても、もつれた髪の毛の縫い目からじわじわ水が滴る有様。
どっからどう考えたって、どうにかなるもんでもありません。
その大変身は、あっという間の出来事だったと記憶しています。
最後の手段ヘアカット
時間の問題というものでしょう。
もつれきって力の限り重力に逆らうドレッドヘアも、ついにはヘアカット。
想像していただきたい。
すっきりと重さを失ったドレッドヘアは、パンクロックなヘアスタイルに。
可愛く清楚であったはずのリ〇かちゃん。想像を凌駕する第3形態に進化しました。
対象年齢と合わなかったということだと納得しています。
その後、私のりかちゃん人形がどうなったのか?よく憶えておりません。
ボデイに侵入した水を抜くため分解してタオルに包んだ?
分解したパーツは元に戻そうとしても簡単には戻せず、おもちゃ箱の底に埋まってしまったような?
断片的な記憶がそっと浮かんでまいりますが、果たして正しい記憶なのかは定かではありません。
ちなみに 今の私なら最高のおしゃれな遊び方ができるに違いないとは思います。

そして、共に思い出すのは手のひらサイズの
トッポジージョのぬいぐるみ
懐かしいです。
眠そうな顔のネズミのぬいぐるみは、青いつりズボンと赤いボーダーの長袖Tシャツを着ていました。
ボディ自体が洋服布で出来ていていたので着脱はできません。
ズボンつりが前後のウエストにボタンで縫い付けられていました。
新聞紙の兜と、折り紙をヤマト糊で接着した上着と毛糸をゼムクリップに結び付けた竹ひごの釣り竿も持っていました。
トッポジージョとは積み木で出来た池のほとりでツリをして遊んでいました。
引っ越しの度に私のバスケットにしまわれていたトッポジージョですが、
最後の別れはいつのことか、記憶にありません。

時は満ちアラフォーねこまたぎ。
幼い頃の記憶をたどり、手製のお人形のセーターを編みます。
三つ子のタマシイ100までか。。。
まるで変化のない制作欲だな、、、と 感じます。
当時出来なかった技を身に着けランクアップしております。
納得するまで衣装を作れる訳でございますよ。
フードにポンポンのついた編み込みのセーター。
およそ竹串くらいの細さの二号針で編み上げます。
極細毛糸を手編みするのはなかなか大変ですが、人形のサイズと縮尺が合うので、そこは譲れません。
フエルトのサロペットはミシンワークです。
お人形の大きさに合わせるためミシンの針目も2ミリ程度にしています。

手作りの時間は贅沢な時間です。
焦らずゆっくり、落ち着いて。
このお人形が【猫跨・紅葉堂】

の着せ替え猫 最初の一体です。
徐々にこのサイトに移動し過失修正してまとめようと目論んでいます。
お付き合いいただければ幸いです。
みにゃみにゃ様の健康と幸福を願って。
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